2013-11-15 第185回国会 衆議院 国家安全保障に関する特別委員会 第14号
そして、この二年後、内閣はかわりましたけれども、昭和五十三年に、当時の栗栖統幕議長は、概略で、現行法では総理が防衛出動を下令しない限りいかなる緊急事態でも自衛隊は作戦行動ができない、しかし、いざとなれば、閣議が防衛出動を決定するまでの間、その時間的ギャップの間に現地部隊が手をこまねいていることはできない、部隊幹部は、やむにやまれぬ独断専行、超法規的な措置をとるであろうと発言したんです。
そして、この二年後、内閣はかわりましたけれども、昭和五十三年に、当時の栗栖統幕議長は、概略で、現行法では総理が防衛出動を下令しない限りいかなる緊急事態でも自衛隊は作戦行動ができない、しかし、いざとなれば、閣議が防衛出動を決定するまでの間、その時間的ギャップの間に現地部隊が手をこまねいていることはできない、部隊幹部は、やむにやまれぬ独断専行、超法規的な措置をとるであろうと発言したんです。
昭和五十三年、栗栖統幕議長の奇襲対処、この発言がございまして、五十三年七月二十八日、金丸防衛庁長官のげきりんに触れて罷免をされました。国防の任に当たる自衛官が当然やらねばならぬことをやって処罰され、責任ある立場にある自衛官が言うべきことを言って罷免されたわけであります。
栗栖統幕議長の問題、先般石破君が触れておられましたけれども、あれが起こりました後、私どもが所属をした民社党としては、有事法制の必要性を、その間、常に唱え続けてまいりました。また同時に、その後、官房長官の御尊父であられる福田首相が、ちょうど二十五年前、一九七七年から有事法制の研究開始を命ぜられました。
昭和五十三年に栗栖統幕議長解任ということがありました。栗栖さんがあのときに何と言ったか。いざとなれば自衛隊は今のままでは超法規で動かざるを得ない、もしあのミグ25を奪還するような、そういうような動きに出た場合に自衛隊はどう対応するか、今のままでは超法規で動かざるを得ない場合があるというふうに言ったわけですよね。シビリアンコントロールに反する、そのような発言はあってはならぬということで解任になった。
五十三年のことでございましたが、週刊ポストで関野英夫という人と栗栖統幕議長が対談をなすった。もし何かあった場合には、まだとからの指令がないときには現場の指揮官の判断で行動をしなければしょうがないという発言があったことが大問題になりました。当時の金丸防衛庁長官が、おまえの顔も見たくないといってあっという間に首を切ってしまわれました。もう五十三年のことですから、随分日にちがたっております。
非常に古い話で恐縮ですけれども、この栗栖統幕議長は昭和五十三年七月十九日に、現在の自衛隊法は不備な面が多いため、いざというとき、自衛隊は超法規的行動に出ることもあり得ると、こういうふうな発言をしたわけです。この発言が結局シビリアンコントロールの原則に反するということで、十日後の七月二十八日に実質的に解任されたんです。
それで、防衛庁長官、次にお聞きしたいのは、昭和五十三年に栗栖統幕議長が、敵が攻めてきたら法律がどのようになっていようとも自衛隊は国を守るために敵と闘わなければならないと言って、首を切られたんです。シビリアンコントロールを侵すものだ、けしからぬといって、もうあのときは即刻統幕議長を首になったんです。
○永末委員 これは一九七六年のことでございますが、一九七八年にいわゆる栗栖統幕議長が、奇襲があった場合には超法規的な行動をしなければならぬという趣旨の発言をしたことで、退任をしていかれたという事件がございました。そこで防衛庁は、その年の九月二十一日に奇襲対処についての考え方を発表いたしました。慎重に検討しているのだということでございました。そのことは次の年度の防衛白書にも書いて印刷してございます。
○永末委員 昭和五十三年に、当時の栗栖統幕議長が、いわゆる防衛出動下令前に侵略を受けたときにどう対処するかで、超法規的な行動をせざるを得ない、こう言ってその職をなげうった事件がございました。
有事のみならず、実は前の防衛白書には奇襲についての対応についてもきちっとした項目がございましたが、この奇襲について五十三年七月当時、栗栖統幕議長はこの問題に触れまして、現在の自衛隊法ではその対処の方策が万全ではない、奇襲攻撃などの緊急事態が発生した際には自衛隊は超法規的行為に出ることがあり得るというような旨の発言をして大変物議を醸したわけでございますけれども、しかしその指摘は、国の防衛上の欠陥を指摘
これは前の栗栖統幕議長の著書の中にもこれとよく似たことがあるわけです。それはいま私が言っていることとは逆のことが書いてあるわけです。それはどういうふうなことが書いてあるかというと、要するにポイントのところだけ言いますと、運用上は内部部局に対する助言者であるというふうに、逆に統幕議長の影が薄くなってそういうふうに逆に書いてある。
いままでは、二年前まではユニホームを脱いでからそのことを言っておったが、栗栖統幕議長の時代からはユニホームを着たまま言うようになった。今度は、やめる寸前に言っている。少なくとも現職。何かあしたの閣議で交代が決まるんだそうですが、ユニホームを脱ぐのは十六日か十七日ですか、とにかくまだ現職の統合幕僚会議議長であることは間違いない。その人物が挑戦しているのですよ。
○角屋委員 いわゆるシビリアンコントロールという中における内局あるいは制服関係、こういうところの対応の問題でありますけれども、かつて栗栖統幕議長の発言が大きな政治問題になって、当時の金丸防衛庁長官がこれを解任するという経緯がございました。同時に、かつて制服組の最高幹部であった人たちが、一たん防衛庁から離れて、野に下るといいますか、一般社会に出る、そういう場合の行動の問題であります。
○塩出啓典君 従来と変わらないと、また長官の考えとも一致をしておると、こういう御答弁で、われわれも理解できるわけですけれども、かつて栗栖統幕議長の発言もあり、シビリアンコントロール——コントロールという上から考えて、やはり国民の側から見て何かシビリアンコントロールが崩れていくのじゃないか、こういう印象を与えることは非常にまずいのじゃないか。
○野田哲君 そうすると、たとえば具体的な例で、ことしの六月に退職された栗栖統幕議長が択捉島にソ連軍が上陸演習をやっていると、こういう情報、金丸長官は後でこれは情報の間違いであったということで取り消されて陳謝されたわけですが、ああいうときには、これは待機のための出動と、こういうことが下令されることになるわけですか。
○金丸国務大臣 奇襲というような問題、この問題の発端は栗栖統幕議長を解任したというところにあるわけであります。私は、それは超法規行動ということ、戦前の日本にしてはいかないという考え方、またこれを放置しておいたらシビリアンコントロールはどこにあるのかという考え方で、栗栖君にやめていただいたわけであります。
そこで栗栖統幕議長の辞任ということになったんですが、その一事をもちましても、政府が、自衛隊の行動につきましては憲法の範囲内であるべきである、超法規的というような考え方は許さないというその考え方を堅持しておるということが国民にも明らかになっておると、このように考えております。
その場合に超法規的に対処するのだというようなことを当時の栗栖統幕議長が言って、それは問題だというので辞職をするということになったわけですが、防衛庁の方からしばしば答えておりますように、そういう奇襲というようなことをないことにするのが、これが外交政策であり、また同時に防衛政策である、こういうことなんです。しかし万々一、万々々一ですね、万々々一そういうことがないとも限らぬ、こういう指摘をする人がある。
○金丸国務大臣 栗栖統幕議長が超法規行動、こういうことをあの統幕議長という立場で、あたかも自衛隊は憲法を守らずに、あるいは法律も守らずというような誤解を招くおそれあり、私は、マスコミの人とか学者がそういうことを言うのであるならばこれは格別、しかし、あの地位におる栗栖君があのような発言をするということについては、これは絶対に許されない。
○東中委員 それを、内閣総理大臣からの下令がないのに、攻撃を受けた、奇襲を受けたということで超法規的行動をやるということを言ったのが栗栖発言だと思うのでありますが、栗栖統幕議長を事実上解任された防衛庁長官に、栗栖統幕議長を事実上解任された理由、根拠ですね。これはもうかつてないことですから、どういうふうにお考えになっておるのか聞かせていただきたい。